使用された音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:59 UTC 版)
「2001年宇宙の旅」の記事における「使用された音楽」の解説
上映前の「入場曲」および休憩時の「間奏曲」(リヴァイヴァルでは黒味のまま映写)にはジェルジ・リゲティの『アトモスフェール』。 メイン・タイトルにはリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の導入部。 ヒトザルたちがモノリスに遭遇する場面でのリゲティの『ソプラノ、メゾ・ソプラノ、2つの混声合唱と管弦楽のためのレクイエム』。 ヒトザルが骨を武器にすることに目覚めるシーンでは、再びリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』導入部。 シャトルと宇宙ステーションとのドッキング場面はヨハン・シュトラウス2世の円舞曲『美しく青きドナウ』。 アリエス1B型が月へ向かう場面は再びヨハン・シュトラウス2世『美しく青きドナウ』。 月面をムーンバスが低空飛行する場面でのリゲティの『ルクス・エテルナ(永遠の光を)』。 フロイド博士らが発掘されたモノリスを見る場面では、再びリゲティの『レクイエム』。 ディスカバリー号が木星に向かう途上でのアラム・ハチャトゥリアンの『ガヤネー』(ガイーヌ)から「アダージョ」。 BBCのニュースのオープニングとして使われたのはシドニー・トーチの『オフ・ビート・ムーズ』。 HAL9000が乗員の会話を読唇したところで休憩に入り、リゲティの『アトモスフェール』が再び流れる。 意識がうすれつつあるHAL9000が「デイジー・ベル」(作詞作曲:ハリー・ダクレ、1892年)を歌う(1961年にベル研究所のチームが電子計算機での音声合成による歌唱を世界で初めて実演したときの曲が「デイジー・ベル」であったことにちなむ。そのデモをクラークも見学していた。)。 木星に近い空間をモノリスが浮遊している場面では、みたび、リゲティの『レクイエム』。 木星空間からのめくるめく異次元への突入にはリゲティの『アトモスフェール』。 ボーマン船長が到着した白い部屋ではリゲティの『アヴァンテュール』など。 ラストのスターチャイルドが地球を見下ろす場面では、みたび、リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』導入部。 エンド・クレジットおよびその後の「退場曲」にはヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』。
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