併入後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 23:11 UTC 版)
「福島第一原子力発電所5号機の建設」の記事における「併入後」の解説
1977年8月26日には核加熱試験を開始、翌9月22日には系統への初併入を行った。併入は正午に所長以下関係者立会いの元試運転当直長がスイッチを入れ、周囲の観衆から一斉に拍手が沸いたが、直後にANNと呼ばれる警報ランプが点灯し、初併入は失敗した。5号機は発電機は東芝製で、発電機からの発生電力を変換する主変圧器は三菱製であり、両社の貼付した記号が違っているなど、チェック不足によるものであった。幸い電気機器の破壊には至らなかったため点検後深夜に再併入を実施し、今度は成功した。 その後は、先行機の運転経験蓄積もあって、25%、50%、75%、100%出力試験(全て官庁検査)をクリアし、起動試験期間中スクラム無しという世界初の記録を樹立したという。 こうして、5号機は1978年4月に商業運転を開始した。
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