作曲者のコメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 09:10 UTC 版)
「ユーカラ (交響組曲)」の記事における「作曲者のコメント」の解説
この作品について、作曲者自身は、以下のような主旨のコメントを残している。 「昭和11年に、金田一京助の訳による、アイヌの叙事詩『ユーカラ』を読んでいらい、これを題材にしたものを書く構想を持っていた...」 「まずあらゆる部分を出来るだけ単純明快に書き、簡潔を極めたい...」 「...リズムの非合理性について考えること。これは新しい空間秩序を構成しようということであり、従って〈時間〉の観念を従来のものとは異なった次元でとらえようとすることである」 「原詩は叙事であるが、音楽は描写的な叙事をせず、これを直観的に抽象化し、形而上の世界のものとすること...」 「管弦楽法は、従来の西洋の伝統である肉付を主とした常識的な手法を避け、〈線〉と〈点〉を主とした東洋的感覚によった手法を意図した...」
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