作戦の目標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:57 UTC 版)
質量136kgから227kgの核弾頭を搭載した2つのミサイルを、1ヶ月以内に同じ場所から発射する。 ミサイルは高度320km~1,600km、及び3,200km~6,400kmで起爆させる。この位置は地磁気の赤道近くにあたる。 核爆発の前後での環境変化を観測するために人工衛星を使用する。この衛星は時間経過に対する電子密度と、電波ノイズの測定に使用する。なお衛星は、赤道(30度まで)と極地(70度まで)の間を、近地点でおよそ322km、遠地点でおよそ2,900kmの軌道を通る。 電波ノイズ測定用以外の衛星を軌道に乗せるため、観測ロケットを適切な地上の発射台から打ち上げる。また地上の基地は、電波天文学上の効果とレーダーによるオーロラの計測に使用する。 アーガス作戦は、最初は”ハードタック-アーガス作戦”と呼ばれたが、その後には”フローラル作戦”と変更された。しかし機密上の理由から両方の名称は破棄され、最終的にアーガス作戦となった。 作戦の資金は”軍用特殊兵器計画”(AFSWP:Armed Forces Special Weapons Project)(これは現在のアメリカ国防脅威削減局にあたる)から提供された。計画のために提供された資金は、アメリカドルで$9,023,000であった。
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