作家像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:12 UTC 版)
イタリア・ルネッサンス期のジョット、ピエロ・デラ・フランチェスカや、日本の古仏、「平家納経」などを敬愛し、それら「古典」や「様式」のもつ力強さに惹かれ、影響を受けた。生涯に制作したタブローは400点にみたない。それらは岩絵具や顔料を色材とし、アクリル、膠などの媒剤を用いて、ごく少数の例外を除きみなキャンバスに描かれている。女神を思わせる人物像をモチーフとした作品がほとんどで、雲、花弁、トランプ、カーテンなどをモチーフを彩る素材として好んだ。タブロー以外では、塑像や木彫、版画などの制作に意欲を見せ、水性絵具による素描も残している。またバロック音楽を好み、自身でリコーダーの演奏もした。わずかだが作曲も試みている。
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