作品の評判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:10 UTC 版)
アルケストラトスの詩は、紀元前3世紀〜4世紀の読者には悪評であった。そのことは喜劇詩人であるアンティファネスや、サモスのリンセウス、さらには哲学者アリストテレス、クリュシッポス、ソリのクレアルコスらがアルケストラトスの詩を酷評していることからも明らかであり、フィラエニスのセックスマニュアルのように、アルケストラトスの詩は読者に悪影響を与えるものとみなされていた可能性もある。 こうした傾向は、アルケストラトスの詩を引用した『食卓の賢人たち』の中でクリュシッポスが料理人の語義に対する考え方を披露している部分からも読み取れる。料理人の語源は「噛む(chew)」(masasthai ギリシャ語)という動詞からきていて、「食欲一心の無学なやつ(an ignorant fellow intent on satisfying his belly)」という意味であると述べているからである。
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