体罰自殺事件と体育系学科再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:27 UTC 版)
「大阪府立桜宮高等学校」の記事における「体罰自殺事件と体育系学科再編」の解説
詳細は「桜宮高校バスケットボール部体罰自殺事件」を参照 バスケットボール部の部員だった生徒が2012年12月23日に自殺し、同部顧問教員から部員への体罰・暴力行為があったと指摘された。調査や遺族との調整などを経て、2013年1月8日に大阪市教育委員会が事実関係を報道発表し、大きな社会問題となった。 この事件に関連して2013年1月15日、大阪市長橋下徹が大阪市教育委員会に対して、2013年度の桜宮高等学校の体育系学科の入試を中止するよう要望した。これに関しては「受験を準備していた受験生が直前になって受験できなくなるのは乱暴すぎる。体罰の責任を受験生に押しつけるのは筋違い」として、学校関係者・中学校校長会・弁護士有志・市民・市会議員などから批判が出た。しかし大阪市教育委員会は橋下の意向を受ける形で、「2013年度の体育科およびスポーツ科学科の入試を中止し、その分の定員を普通科に置き換える」とする措置を2013年1月21日の教育委員会会議で決定した。 その後体罰事件の反省を受けてカリキュラムの再検討などがおこなわれた上で、2014年に体育科とスポーツ健康科学科を改組する形で、人間スポーツ科学科を新設した。
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