体のテンソル積とは? わかりやすく解説

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体のテンソル積

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 15:53 UTC 版)

抽象代数学において体論には直積(いうなれば「直積体」)が存在しない(二つの体の(それらをと見做してとった)直積(直積環)が、それ自身体になることは無い[注釈 1]から)。その一方で、たとえば体 KL がより大きい体 M部分体として与えられているときや体 KL が両方より小さい体 N(例えば素体)の拡大体のときには、その二つの体 KL を「併せる」ことがしばしば要求される。


注釈

  1. ^ 例えば明らかに、非零元 n と零元との順序対 (n,0) あるいは (0,n) と書けるような元に逆元は取れない。
  2. ^ この表記は、k の任意の拡大体が、適当な濃度の不定元集合 X に対する有理函数体 k(X) の(X への代入による)準同型像として得られることを示唆するものである。同様に、多項式環 k[X] の準同型像として「生成される環」も表すが、例えば有限次拡大の場合など k(S) = k[S] のようなことも起こり得る。

出典

  1. ^ Hazewinkel, Michiel, ed. (2001), "Linearly-disjoint extensions", Encyclopaedia of Mathematics, Springer, ISBN 978-1-55608-010-4 {{citation}}: 引数|ref=harvは不正です。 (説明)
  2. ^ Hazewinkel, Michiel, ed. (2001), "Cyclotomic field", Encyclopaedia of Mathematics, Springer, ISBN 978-1-55608-010-4 {{citation}}: 引数|ref=harvは不正です。 (説明)


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