係数環の変更
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代数学において,環準同型 f: R → S が与えられると,加群の係数環を変更する3つの方法がある;すなわち,右 R-加群 M と右 S-加群 N に対し,
この節には内容がありません。 加筆して下さる協力者を求めています。 (November 2015) 係数拡大と係数制限の関係
R 加群 M と S 加群 N を考える.準同型 , ただし N は係数制限によって R 加群と見なす,が与えられたとき,Fu: SM → N を合成
- ,
と定義する,ただし最後の写像は である.この Fu は S 準同型であり,したがって は well-defined で,(アーベル群の)準同型である.
R と S がともに単位元を持つとき,逆写像 があり,それは以下のように定義される. とする.すると Gv は合成
である,ただし最初の写像は標準的な同型 である.
この構成は群 と が同型であることを示している.実はこの同型は準同型 f のみに依っており,したがって関手的である.圏論のことばでは,係数拡大関手は係数制限関手の左随伴である.
関連項目
- Six operations
- 体のテンソル積
参考文献
- J.P. May, Notes on Tor and Ext
- NICOLAS BOURBAKI. Algebra I, Chapter II. LINEAR ALGEBRA.§5. Extension of the ring of scalars;§7. Vector spaces. 1974 by Hermann.
関連文献
係数拡大
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詳細は「係数拡大」を参照 K 上のベクトル空間 V と、K の拡大体 L をとれば、L を K-ベクトル空間と見てのテンソル積 V L := V ⊗ K L {\displaystyle V_{L}:=V\otimes _{K}L} が定義できて、L の作用を λ ( v ⊗ μ ) := v ⊗ ( λ μ ) ( v ∈ V , λ , μ ∈ L ) {\displaystyle \lambda (v\otimes \mu ):=v\otimes (\lambda \mu )\quad (v\in V,\,\lambda ,\mu \in L)} で定めると、VL は L 上のベクトル空間になる。ベクトル空間 VL の L 上の次元は V の K 上の次元に等しい。これは V の K 上の基底 B に対して、集合 { b ⊗ 1 ∣ b ∈ B } {\displaystyle \{b\otimes 1\mid b\in B\}} が VL の L 上の基底を与えることから分かる。
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