住宅の施工不備(型式不適合)問題
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「ミサワホーム」の記事における「住宅の施工不備(型式不適合)問題」の解説
2013年11月15日、全国1道8県の木造住宅計1619棟で、屋根裏や壁の強度を高める石こうボードを設置していない疑いがあると発表した。建築基準法に基づき国が認定した独自の工法通りに建築せず、屋根や壁の変形を抑える石こうボードを取り付けていなかった。午後に開いた会見で専務執行役員らが陳謝し、該当の住宅について改修する方針を示した。都道府県別の内訳は、北海道147棟、岡山県1,063棟、広島県347棟、島根県1棟、山口県2棟、香川県2棟、福岡県2棟、佐賀県50棟、長崎県5棟だった。その後の全棟検査で約9割の住宅で不備が確認された。監督官庁の国土交通省は、最終的に木質パネル住宅の仕様に合致しない「型式不適合」と認定。一方、防火や構造耐力の点で、住宅の性能や安全性に問題はないとして行政処分を見送った。厳密には型式通りの施工を義務付けている建築基準法に違反するが、ミスによるもので構造耐力に関する違反はないと説明した。 なお、本件が後にレオパレス21、大和ハウス工業の施工不備問題の発覚につながる契機となった。
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