伝承その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 06:03 UTC 版)
白滝山五百羅漢 島の北側にある白滝山は、標高226.9mで山頂は因島大橋を見下ろせる。この山頂から参道にかけて五百羅漢の石仏が点在する。 作られたのは江戸時代後期、一観教の創始者・柏原伝六とその弟子たちによるものである。伝六は因島出身の仏道修行者で、悟りを開き儒教・仏教・神道・キリスト教を融合した一観教を開き、信者は一時期1万人を超えたという。そして信仰として白滝山に五百羅漢を作っていき1827年(文政10年)頃3年かけて完成した。この中には十字架観音あるいはキリシタン観音と呼ばれる石像があるのは一観教にキリスト教観が含まれていることを意味している。これらを掘っていた際に多くの参拝者を集めたことから、一揆と危惧した広島藩は伝六を厳しく取り調べ、誤解が解け伝六は解放されるもすぐに死んでしまったという。
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