伊庭家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 23:35 UTC 版)
江戸下谷の剣術流派心形刀流宗家。幕末江戸四大道場の一つに数えられる練武館を切り盛りしている。 伊庭八郎秀穎(いば はちろう ひでさと) 心形刀流宗家八代目伊庭軍兵衛秀業の嫡男。幼少期は病弱なため剣も取らず、食べることに興味がなかった。色白で背が低いが人形のような整った顔立ちをしている。伊庭家独特の複雑な家庭環境もあってか、老成したところがあり、同世代よりも年長者との付き合いが多い。真面目で真っ直ぐで曲がったことが大嫌いな性格。元服後は剣の道に進み、秀業ら伊庭家の人達からは将来の宗家十代目を嘱望されており、本人もその期待に応えたいと思っている。秀業の急遽で巻き起こった後継者問題を解消すべく、試衛館の沖田宗次郎との三本勝負に挑む。秀俊の養子となり、その後講武所に出仕。 伊庭軍兵衛秀業(いば ぐんべえ ひでなり) 八代目伊庭軍兵衛。元の名は三橋銅四郎。八郎の実父。剣の道に進んだ八郎を心身ともに鍛えあげ、将来を期待していたが、志半ばでコロリで急死。 伊庭軍兵衛秀俊(いば ぐんべえ ひでとし) 九代目伊庭軍兵衛。元の名は塀和惣太郎。秀業の養子となり、はじめ八郎の義兄、秀業の死後は八郎の義父となる。温厚な性格で、八郎との仲は良好。 三橋虎蔵(みつはし とらぞう)、信八郎(しんぱちろう) 秀業の甥で、心形刀流の剣術を学ぶ兄弟。一時期伊庭家に住んでいた。後に講武所に出仕。 兄の虎蔵は温厚なのに対し、弟の信八郎は気が強く、秀俊を毛嫌いしている。 武司(たけし)、惟安(これやす)、亥朔(いさく) 八郎の実弟たち。 礼子(れいこ) 秀俊の長女で、八郎の義理の妹。八郎に淡い恋心を抱いている。 義蔵(よしぞう) 秀俊の長男で、礼子の実弟で、八郎の義理の弟。おとなしい性格。
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