黄色いアサガオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:39 UTC 版)
「夢幻花 (東野圭吾)」の記事における「黄色いアサガオ」の解説
葉も触手のように四方八方に広がるやや捻じれた鮮明で濃い黄色の花も異様に細長くてグロテスクな印象があり、一見するとアサガオには見えない。突然変異を起こしやすい「変化アサガオ」の一種。確認できるだけで江戸時代に遡る。強力な幻覚作用を有しており、回収して世間一般には絶滅したかに見えたが、江戸末期、活用すべく幕府の監視下で厳重に管理・栽培を行っていた。幕府が倒れて計画は頓挫したが、明治維新政府により続行された。警察捜査の自白剤として転用しようと蒼太の曽祖父を含めた内務省の上層部の発案で医学者・伊庭に研究を依頼したが、被験者の中に凶暴化したり自殺を図る等、精神に作用する形がばらついて危険性が高すぎて栽培も中断された。しかし、伊庭家から持ち出されて離散してしまう。当初は蒲生家と伊庭家はそれぞれ別個に根絶しようとしていたが、ある時期より協力して活動するようになった。
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