蒲生志摩子(がもう しまこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:39 UTC 版)
「夢幻花 (東野圭吾)」の記事における「蒲生志摩子(がもう しまこ)」の解説
蒼太の母。警察官だった蒼太の父・真嗣の後妻。そのため、義理の息子である要介を「要介さん」と呼ぶ。旧姓は「日下部」。2年前に夫を亡くしている。夫や先妻の子・要介と共に「黄色いアサガオ」のことは蒼太には秘密にして巻き込むまいとするが、その手段が拘束し踏み躙る所業だったことで背中を向かれてしまう。実は、「黄色いアサガオ」の幻覚作用が原因で起こった目黒の通り魔事件で両親・日下部真一と和子を失っていた。蒼太が自身の過去や「黄色いアサガオ」のことに近づいていることを知り、要介と相談して蒼太が見たこともない高級なシティホテルの一室に隠れる。説明は要介に任せて、作中では失踪して以降は遂に顔を見せることがなかった。徹頭徹尾、蚊帳の外に放り投げたことが蒼太を傷つけ苦しめるだけだったと気づかないまま10年を無駄にしてしまう。
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