企画「おとなの時間」
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「飛騨市図書館」の記事における「企画「おとなの時間」」の解説
飛騨市図書館では毎月第4土曜日の夜に「おとなの時間」と題した企画を行っている。2015年(平成27年)6月に始まったこの企画では過去に、「モンブラン→山岳本」などの「カフェ・ビブリオテーク」シリーズや「大人向け絵本の読み聞かせ」、「図書館ジャズライブ」、薬草を研究する「魔女の集い」などを開催し、20代から40代の若年者が読書に親しむ機会を提供することを目的としている。 2016年(平成28年)8月27日には初の試みとして「官能小説朗読ライブ」を開催した。朗読する作品が官能小説であったことからインターネットで話題となり多少の批判はあったものの、同館への直接の問い合わせはなかったという。開催にあたっては飛騨市教育委員会の公認を得ている。ライブには当初用意したソファ席が満席になり急きょ追加の席を出すなど約70人が詰めかけ、中には飛騨市長や愛知県・三重県など遠方からの参加者もいた。自前の浴衣を着た司書の3人が30分ずつ3つの作品(姫野カオルコ『正調・H物語』、川上弘美『可哀相』、谷崎潤一郎『刺青』)を朗読し、参加者はコーヒーを飲みながら静かに朗読に聞き入った。なお「官能小説朗読ライブ」は「大人の時間」の企画が立ち上がった当初より構想が温められてきたが、読み手がなかなか見つからなかったことから開催が遅れ、最終的には司書自らが読み手を務めることになった。2016年(平成28年)11月5日には、中京テレビ「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」にて官能小説朗読会が取り上げられ、朗読した司書が出演した。
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