代表的な綾織の織物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:23 UTC 版)
綿綿ギャバジン - タテ糸・ヨコ糸ともに双糸の2/2綾織物でタテ糸の本数がヨコ糸の倍使われており、綾目が急角度になっているのが特徴。代表的なものに「バーバリー」がある。 綿ネル - 正式には「フランネル」という。生地の両面に起毛加工が施されている。 綿サージ - 下述の通り。 デニム - タテ糸にインディゴの先染め糸を使用した綾織物。3/1綾が主流だが、2/1綾のものもある。 ドリル(葛城) ダンガリー - タテ糸に未晒し糸、ヨコ糸に染め糸を使った綾織物。名称はムンバイのダングリが由来。 ビエラ(viyella) - ネルの一種。毛(55%)と綿(45%)を混紡した糸を用いた綾織物。 綿カルゼ - タテ糸に杢糸もしくは霜降り糸の2本引き揃え、ヨコ糸に染め糸(2本引き揃えも有)を使用した2/2綾織物。 ウールギャバジン (gabardine) - 上述の通り。 サージ (serge) - クリア加工という表面の毛羽をなくす仕上げを施した綾織りの洋服生地。羊毛製(ウールサージ)の外、木綿、絹、ナイロン、混紡製などがある。生地表面が滑らかで肌触りがよく、学校の制服やスーツなどに利用される。和服ではセルジ(セル地)と呼ばれる。背広や外套に使われる。アイロンを掛けるとテカリが出やすい。 シャークスキン - 外套や背広に用いられる。真夏に使われる。 ツイード - 杉綾織りにしたものを特に「ヘリンボーン」(herring bone)と呼ぶ。ジャケットに利用される。 カルゼ(英語版) - タテ糸に杢糸もしくは霜降り糸の2本引き揃え、ヨコ糸に単糸(もしくは2本引き揃え)を使用した2/2綾織物。名称はイギリスのサッフォード州の毛織物の産地カージーに由来する。 サキソニー(サクソニー) ドスキン フラノ メルトン - 外套に使われる。Pコートなど。 ラシャ
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