代理人弁護士の決断と説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:08 UTC 版)
「日本大学フェニックス反則タックル問題」の記事における「代理人弁護士の決断と説明」の解説
続いて代理人の弁護士が経緯を説明したが、冒頭で選手本人が顔を出して会見を行う理由について次のとおり説明した。 まず、冒頭ですが、このような形でご本人がいわゆる顔出し、容姿の撮影をあえて受けてお話をするということは異例かと思います。特に先ほど司会の方がおっしゃったように、二十歳を過ぎたばかりの、いわば未成年に近いような方が顔を出すことについてのリスクというのは、私どももずいぶん承知をしておりますし、ご両親、ご本人にもお話をいたしました。しかしご本人、ご両親とも、この会見が事実についてつまびらかにするだけではなくて、むしろ被害者、被害選手とそのご家族、それから関西学院大学アメリカンフットボールチームに対する謝罪の意味が強いという捉え方をしてますので、一言で言うと顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だということを考えて、あえて撮影を受けることにいたしました。氏名についても、あえて秘匿をするまでもないということをおっしゃっています。しかし私どもとしては、代理人としては長い将来のある若者です。この先、どのような不測の事態があるとも限りませんし、被害が被らないとも限りません。そういうことにぜひご配慮いただいて、できれば、ずっとアップで撮るようなことは避けていただいて、格別のご配慮をいただければと。冒頭にこれを申し上げておきたいと思います。 — 会見冒頭における代理人弁護士:西畠正の発言、THE PAGEより引用 また同弁護士は、日大選手Aや家族の会見までの経緯について詳細を語った後、5月15日に日大が行った関学大に対する回答書、また報道機関に対する日大アメフト部からの文書、いずれも「指導者の指導と本人との理解の間に乖離がある」と書かれていながら本人に一度も部としての確認がないことについて「これはおかしいのではないか」とし、また5月17日の報道機関へ宛てた日大の文書には「本人への聞き取りを含めて24日までにそれを終えて回答を再度いたします」とあるが、5月21日の時点で聞き取りが何もない点などから、「これはおそらく大学、部としての聞き取りをやらないであろう」と判断し、急遽会見を決めたと語っている。
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