他州の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/28 01:33 UTC 版)
「ケンタッキー州およびバージニア州決議」の記事における「他州の反応」の解説
この決議案は他の州にも送られたが決議として成立はしなかった。ニューハンプシャー州では、新聞がこの決議案を軍事的な脅威として取り上げ、内戦の不吉な予兆であると反論した。「我々はバージニア州やケンタッキー州が反乱や暴動を喚起する地獄の計画で悲しく失望することになると強く思っている。」というのがその論点であった。ニューハンプシャー州議会は次のように決議したが、他の州の決議も異口同音にきっぱりとしたものであった。 “ ニューハンプシャー州議会はアメリカ合衆国憲法と州憲法を外国、国内を問わずあらゆる敵対行為に対して維持し守るという固い決意を明白に表明し、憲法で保障されるあらゆる手段でアメリカ合衆国政府を支援することを決議する。州議会は合衆国政府の法律についてその合憲性を裁決する適当な機関ではなく、そのような決裁は司法機関によるものが適当であり、また司法機関に排他的に委任されることを決議する。 ” アレクサンダー・ハミルトンの反応はもっと深刻なもので、軍隊を組織し、「明白な口実」に基づきバージニア州に派遣することを示唆した。ハミルトンはこうした手配をしたうえで議会に対し「法に従って行動しバージニア州を抵抗の試練に追い遣る」ことで議会と手を組むことを仄めかした 。
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