他の核内構造体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:30 UTC 版)
核内構造体のサイズ構造の名称構造の直径出典 カハール体 0.2–2.0 µm クラストソーム 0.2–0.5 µm PIKA 5 µm PML体 0.2–1.0 µm パラスペックル 0.5–1.0 µm 核スペックル 20–25 nm 核小体以外にも、核には膜で区切られていない構造体が多数含まれている。カハール体 (Cajal body)、GEMs (Gemini of coiled bodies)、PIKA (polymorphic interphase karyosomal association)、PML体 (promyelocytic leukaemia body)、パラスペックル(英語版) (paraspeckle)、核スペックル (speckle, splicing speckle) などの構造体が知られている。これらの構造体の機能はあまり解明されていないが、核質が一様な混合物ではなく、むしろ組織化された機能的なサブドメインを含むものであることを示している。 他の核内構造体は、疾患の異常なプロセスの一部として出現する。例えば、ネマリンミオパチー(英語版)のいくつかの症例では、核内に小さな桿状の構造体の存在が報告されている。これは典型的にはアクチンの変異によるものであり、桿状構造は変異体アクチンやの細胞骨格タンパク質から構成されている。
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