仏足石歌体とは? わかりやすく解説

仏足石歌体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 17:24 UTC 版)

仏足石歌」の記事における「仏足石歌体」の解説

仏足石歌と同じ五・七・五七・七・七からなる和歌形式は、仏足石歌体と呼ばれている。仏足跡歌碑のほかにこの歌体見られるのは『古事記』『万葉集』播磨国風土記』で、それぞれ1首ずつが見られる。 意富岐美能 美古能志婆加岐 夜布士麻理 斯麻理母登本斯 岐礼牟志婆加岐 夜気志婆加岐古事記下、清寧天皇大君の 御子柴垣 八節(やふ)絞(じま)り 絞(しま)り廻(もとほ)し 切れむ柴垣 焼け柴垣 伊夜彦 神乃布本 今日良毛加 鹿乃伏良武 皮服著而 角附奈我良万葉集16、3884 越中国歌四首之四) 弥彦 神の麓に 今日らもか 鹿の伏すらむ 皮衣着てつきなが宇都久志伎 乎米乃佐々波爾 阿良礼布理 志毛布留等毛 奈加礼曽祢 袁米乃佐々波(播磨国風土記 賀毛郡 小目野) うつくし小目小竹霰降り 霜降るとも な枯れそね 小目小竹 仏足石歌体は平安時代に入ると衰亡した。拾遺和歌集千載和歌集躬恒集に「旋頭歌」として載せられている歌には仏足石歌体の形式を持つものがあるが、末の2句は並列になっていない。 増鏡そこなる影にむかひ居て見る時にそ知らぬ翁に逢ふ心地すれ(拾遺和歌集、雑下、旋頭歌躬恒集にも見える) 東路八重分け来て君にあはねばなほ隔てた心地こそすれ千載和歌集雑歌下、旋頭歌源仲正東路野島が崎のはま風にわがひも結ひしいもが顔のみおもかげ見ゆ千載和歌集雑歌下、旋頭歌左京大夫顕輔

※この「仏足石歌体」の解説は、「仏足石歌」の解説の一部です。
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