仏式の死に装束の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 22:21 UTC 版)
経帷子・帯 白地の帷子に真言や経文などを記したもの。古くは女性の親族の手によって作るとされたり、引っ張り合いながら縫う、糸には結び目をつけないなどの習俗があった。現在では葬儀社が用意した白地の経帷子が使用されることが多い。 宝冠、紙冠 額につける三角形の布。シハン(四半)・シホウ(紙宝)・または額(紙、布)烏帽子とも呼ばれる。死者の滅罪を願い、近親者を含んだ魔除けとする説や閻魔大王に拝謁する際の正装である烏帽子とする説などがある。 起源としては大日如来の頭部にある五智の宝冠を模したものとする説。山伏がかぶる宝冠や兜巾に由来するとする説などがある。 頭陀袋・六文銭 頭陀袋は修行僧が托鉢の際に使用するもので、六文銭は三途の川の渡し賃とされるが、六文銭は現在紙に印刷されたものを使うことが多い。 木製の杖・手甲・脚絆・草履・編み笠 数珠 なお、着用については経帷子を左前とし、手甲・脚絆・草履を左右逆(または裏返し)とすることが多い。
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