今宮区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 03:50 UTC 版)
かつては享保年間から記録が残る「高砂山」と「行者山」の2基の山車を有したが、幕末から明治初期にかけての数度の大火で焼失した。この際、山車の装飾品は分散保管していたため焼失を免れたという。類焼を免れた装飾品を用い、1928年(昭和3年)に建造された白木造に漆塗りに破風模様のひときわ大型の山車「今宮山」を建造した。長らく1809年(文化6年)の記載がある見送り幕を用いており、制作年が判明している見送り幕としては若狭地方最古とされていたが、2010年(平成22年)には約200年ぶりに見送り幕が新調された。山車の囃子は、笛にあわせて子ども達が小太鼓を打つものが10曲、巡行時に青年が奏じる「道引き」十数曲がある。 今宮区の所在は小浜市小浜今宮で、小浜のほぼ中央部に位置する。かつては水産物の集散地として発展し、広市場、狭市場、突抜などの町並みが築かれたが、徐々に宅地化した。 世帯数及び人口は76戸・人口232人(2006年4月1日現在)。
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