今宮祭とやすらい祭の比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 19:02 UTC 版)
今宮神社の祭礼には今宮祭の他にも、4月第2日曜日に行われるやすらい祭(夜須礼祭)、10月8日・9日に行われる例祭(例大祭)がある。国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の三大奇祭にひとつに数えられるやすらい祭は、今宮祭よりも質素で参加人数も少ないが、観光ガイドブックなどでは今宮祭よりも大きな扱いを受けている。やすらい祭も今宮祭同様に御霊会を起源とするという考えが定説だが、今宮祭とは異なり鎮花祭の要素が含まれる。やすらい祭の氏子区域は今宮神社本社近辺のみであり、今宮祭は西陣の都市祭礼、やすらい祭は農村の祭礼という性格の違いがある。やすらい祭は小規模農村が主体のこぢんまりとした祭礼だったが、昭和初期以降に住宅地化が進んで参加者数が増加し、特に西陣地区から移住した住民が参加するようになったこともあって、京の三大奇祭に挙げられるほどの規模となった。
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