人物・エピソード・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 01:46 UTC 版)
「キャリー・フクナガ」の記事における「人物・エピソード・その他」の解説
ニューヨーク大学在学中に手がけた『ヴィクトリア・パラ・チーノ』のベースになった事件はニューヨーク・タイムズ紙で偶然知り、一時はこの題材はスケールが大きすぎると怖気づいたものの、「やはりこれしかない」と思いなおして作り上げた。この短編映画をつくった後に、中南米から北米にやってくる移民の実態を調べて長編映画にしたのが『闇の列車、光の旅』である。『ヴィクトリア・パラ・チーノ』では、母親のグレッチン・メイ・グルーフマンがプロデューサーとしてクレジットされている。 『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のPRのため来日した際、最も影響を受けた日本人監督はおそらく今村昌平と言っている。「マーティン・スコセッシ監督がやっている撮影技法・カメラワークを今村監督は20年前にすでにやっていて、特に『豚と軍艦』、『にっぽん昆虫記』は素晴らしい」と語っている。その他にも、是枝裕和監督の、リアリズムとナチュラリズムを評価しており、『誰も知らない』を挙げている。 ロサンジェルスでの最初の仕事は、デスティニーズ・チャイルドのミュージックビデオ「サヴァイヴァー(英語版)」のカメラマン助手だった。 母親が1943年版の『ジェーン・エア』が好きで、昔一緒によく観ていたので(『ジェーン・エア』の監督を務めた時には)このバージョンの映画を意識した、と語っている。 『ジェーン・エア』のプロモーションでドイツを訪れた際、今までに影響を受けた映画を下記の通り挙げている。スティーヴン・スピルバーグの『太陽の帝国』。映画のストーリーで圧倒されたのはこの映画が初めてだと言ってる。そして、1972年の『ゴッドファーザー』は、フィルム・メーカーになってから、一番何度も観直した映画だと言っている。テレンス・マリック監督の1973年製作、『地獄の逃避行』。同監督の『天国の日々』、『シン・レッド・ライン』を挙げている。なお、初めて観たマリック映画が『シン・レッド・ライン』だったという。その他に、ポール・トーマス・アンダーソン監督の、『パンチドランク・ラブ』と、チェコ・スロバキア出身のミロス・フォアマン監督による『ブロンドの恋』を挙げている。 LAでの『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のPRでは、スタンリー・キューブリック監督の『突撃』などを、影響を受けた映画として挙げている。
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