二俣線・天竜浜名湖線への乗り入れ
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「遠州鉄道鉄道線」の記事における「二俣線・天竜浜名湖線への乗り入れ」の解説
かつて鉄道線から二俣線(遠江二俣駅まで、後に遠江森駅まで)の乗り入れがキハ800形気動車を用いて行われていた。 1958年11月1日より1日4往復が、遠江二俣駅(現:天竜二俣駅)までの乗り入れを開始。これは相互乗り入れではなく遠州鉄道から国鉄二俣線への片乗り入れであった。その後1961年5月16日に4往復中2往復の乗り入れ区間を遠江森駅(現:遠州森駅)まで延長した。しかし不採算性や車両性能などの問題を理由に1966年9月末に廃止された。 近年になり浜松市の新市建設計画において、天竜浜名湖線(旧:二俣線)の天竜二俣駅(旧:遠江二俣駅)、あるいは両路線の境の西鹿島駅でスイッチバックして気賀駅へ乗り入れる構想が出ている。これは「要検討」ランクに位置づけられている。 これに関して、乗り入れる際に生じる事業費(西鹿島駅の改修・車両購入など)約34億円、年間運営費が6600万円、必要需要量が1日当たり1700人との試算が浜松市から出されている。しかし西鹿島駅の西鹿島線・天竜浜名湖線合算の利用者が3300人あまりであるため赤字が見込まれ、実施可否・方法等を再検討することとなった。 なお、案としては かつての乗り入れ同様遠州鉄道への気動車の導入 西鹿島 - 天竜二俣間の電化 同区間のバスを拡充 接続ダイヤでのピストン便の運行(西鹿島に折り返し設備を設置の上 西鹿島 - 天竜二俣、または既存設備で運行できる宮口 - 天竜二俣) などが挙げられていた。 現段階では検討結果は出ていないが、案に出ている宮口 - 天竜二俣のピストン便の運行や、西鹿島線と接続するダイヤが実施されており、検討結果が反映されたと言えるが、乗り入れ自体は実施されていない。
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