予定されていたストーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 17:54 UTC 版)
「押井版ルパン三世」の記事における「予定されていたストーリー」の解説
以下のストーリーは、後にインタビューで押井本人により語られたものをまとめたものである。 あるガウディみたいな狂気の建築家が東京のど真ん中にバベルの塔を模倣した塔を建てるが、完成当日に塔の天辺から投身自殺する。 どこか外国にあるウェルカム・トゥ・ネバーランド駅。真夜中に列車が到着して、若い女の子が降りてくる。 一方、酒場でのポーカーに大儲けしたものの袋叩きに遭い、パンツ一丁のルパンと次元が道々話す。「そろそろ何かやろうぜ」と次元が促すも、ルパンは世界中にもう盗むモノが無くなり、怪盗としてのアイデンティティを喪失、「今更何をやるんだ」とやる気をなくしていた。そこに駅で降りた女の子が来て何やら不可解な依頼をする。 依頼は、伝説では現実と非現実の狭間にあるようなものである「天使の化石」を盗むこと。大戦中にアフリカで発掘された後、ナチスの手に渡って、そしてイスラエルに渡り、なぜか日本に持ち込まれている。 最終的にルパンは捜し当てたものの、それは天使の化石ではなくただのプルトニウム(原子爆弾)だった。それにルパンが触れてしまったことで大爆発を起こし、東京が壊滅する。 しかし、実際には作動しない原子爆弾で、全部がフェイクだった。だからルパンだけが現実であり得るわけがない。ルパンもフェイクであった。 そう、最初からルパンなんていなかったのだ。
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