乗客に対する各国の対応
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「クルーズ客船における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「乗客に対する各国の対応」の解説
チャーター機などで帰国した各国の乗船者に対して、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスは、さらに14日間の隔離措置を行う予定である。韓国は、自国民以外の乗船者に関して、入国を拒否する方針を示した。 以下におけるチャーター機の派遣先はすべて羽田空港である。 アメリカ合衆国 - 2月16日にカリッタ航空のチャーター機(ボーイング747-400F)2機を派遣し、翌17日に328人を帰国させた。本来は貨物専用機であるが、旅客機に近い設備を装備した上で乗客を搭乗させた。 カナダ - 2月19日、ユーロアトランティック航空(英語版)のチャーター機1機(ボーイング777-200)を派遣し、2月21日にカナダ人の乗客255名を帰国させた。チャーター機はオンタリオ州のカナダ軍基地に向かい、300キロ離れた施設で乗客を2週間隔離する。 韓国 - 2月19日、大統領専用機として運用されている大韓民国空軍のCASA CN-235を派遣し、韓国人6名と配偶者の日本人1名を帰国させた。 オーストラリア - 2月20日、カンタス航空のチャーター機1機(ボーイング747-400)を派遣し、オーストラリア人・ニュージーランド人の併せて174人を帰国させた。 香港 - 2月20日、キャセイパシフィック航空のチャーター機を羽田空港に派遣し、香港からの乗客を帰国させた。 イスラエル - 2月20日、チャーター機を派遣し、乗船していたイスラエル人15名のうち希望した11名を帰国させた。 イタリア - 2月20日、イタリア空軍のKC-767Aを派遣し、希望した35名のイタリア人乗客を帰国させた。この航空機にはウイルスの拡散防止装置が装備されていた。 台湾 - チャイナエアラインのチャーター機を派遣し、2月21日に台湾人の乗客を帰国させた。 イギリス - 2月21日、ワモス・エアのチャーター機(ボーイング747-400)を派遣し、イギリス人乗客を帰国させた。 ロシア - 2月22日、ロシア非常事態省のAn-148を派遣し、ロシア人乗客8名を帰国させた。 フィリピン - 2月25日、フィリピン航空のチャーター機2機を派遣し、445人を帰国させた。 インドネシア - 3月1日、ガルーダ・インドネシア航空のチャーター機1機(エアバスA330-300)を派遣し、69人を帰国させた。
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