乗務員設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 23:56 UTC 版)
故障時の迅速な対応、検査時の作業効率の向上等をねらい、車両情報管理装置(TICS : Train Information Control System)を名鉄車としては初めて採用している。 前面デザインは1800系に類似しているが、地下鉄直通を考慮し非常用貫通扉が助士席側に配され、非対称・傾斜形の前面形状となっている。 灯火類は、前面ガラス内の上方にHID前灯を、スカートの付け根付近に横長のLED尾灯を各2灯配した。 上飯田線内の上飯田駅、平安通駅にはホームドアが設置されているため、ホームドアを扱う機能を備えたドアコントロールユニットを装備し、各扉の乗降状況を運転台からモニタで確認するシステムとし、これを使用したワンマン運転が行われている。また、待ち時間の車内保温のため、各車の1扉のみを開く機能を搭載した(ドアカット)。発車の際にメロディを利用した乗降促進音を流すことができるようになっており、本系列以降の新造車にも搭載されている。 本系列以降の新造車では、名鉄線内についても乗務員同士の合図が二打式の信鈴から電子ブザーへと変更になったほか、字幕式種別・行先表示器の採用も2010年時点では本系列が最後である。 方向幕は行先設定のある駅のほか、新鵜沼、新可児、犬山経由岐阜(コマ表示は新岐阜のまま)なども表示でき、急行、準急、特急など通常使用しない種別が収録されている。
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