主な4語族とは? わかりやすく解説

主な4語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 22:10 UTC 版)

古シベリア諸語」の記事における「主な4語族」の解説

次の4つ語族にまとめられるが、それらの間の関係は知られていないチュクチ・カムチャツカ語族 シベリア東端部のチュクチ半島カムチャツカ半島などで使われている。チュクチ語とそれに近いコリャーク語コリャーク)、アリュートル語ケレク語、さらに、別系説もあるが離れた言語としてイテリメン語カムチャダール語)がある。いずれも話者数千人以下。ケレク語絶滅瀕しており、カムチャダール語話者100人以下に減っている。 ユカギール語族 シベリア北東部コリマ川インディギルカ川下流域2つ言語用いられている。この他さらに内陸東側用いられたChuvantsyなどの言語絶滅したウラル語族と関係があると考える人もいる。 ニヴフ語ギリャーク語アムール川下流域から樺太に住むニヴフ人言語孤立した言語下位方言個別言語とみなす場合小さな語族)であり、アイヌ語朝鮮語日本語などとの関係が議論されているが系統未証。チュクチ・カムチャツカ語族との関係を考える人もいる。 エニセイ語族 エニセイ川中流域話されているケット語は、古くユグ語などいくつかの言語死語とともに小さい語族をなしていたと思われる。かつてシナ・チベット語族ブルシャスキー語との関係が考えられたこともある。 2008年エドワード・ヴァイダによりエニセイ語族ナ・デネ語族(アラスカ・カナダで話されているトリンギット語イヤック語アサバスカ諸語含まれる)が同系統であることが明らかにされた。これは動詞形態論音韻比較による厳密な方法論に基づくもので、多く言語学者から支持を得、この2つ語族合わせたデネ・エニセイ語族提案されている。

※この「主な4語族」の解説は、「古シベリア諸語」の解説の一部です。
「主な4語族」を含む「古シベリア諸語」の記事については、「古シベリア諸語」の概要を参照ください。

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