主な関数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 16:53 UTC 版)
「表計算ソフト (情報処理技術者試験)」の記事における「主な関数」の解説
情報処理技術者試験センター(現・IT人材育成センター国家資格・試験部)は、以下のような関数を策定している。 関数は、引数として与えられた値に基づいて、処理を行う。 関数名(引数1,引数2,…) そして、関数が計算で求めた値(数値や文字列、’真’ か’偽’の論理値、セル番号の場合はその番号が指し示すセルの値)によって、その関数が入力されたセルに表示される計算結果が変わる。 主な関数の一覧表 関数名用途合計(A1:A6) 指定された範囲すべての数値の合計を求め、関数値として返す。 平均(B1:B6) 指定された範囲すべての数値の平均を求め、関数値として返す。 平方根(C1) 引数の値(正の数)の正の平方根を、関数値として返す。 標準偏差(D1:D6) 指定された範囲すべての数値の標準偏差を求め、関数値として返す。 最大(E1:E6) 指定された範囲すべての数値のうち、最大の値を関数値として返す。 最小(F1:F6) 指定された範囲すべての数値のうち、最小の値を関数値として返す。 IF(G1>G2,’合格’,’不合格’) 左端の論理式が真(成立する)ならば、真ん中が実行される。偽(成立しない)ならば、右端が実行される。 個数(H1:H6) 指定された範囲のうち、空白でないセルの個数を、関数値として返す。 条件付個数(I1:I10,’≧70’) 左に指定した範囲のうち、右の条件を満たすセルの個数を、関数値として返す。 整数部(J1) 引数の数値より小さい値で、最大の整数を、関数値として返す。例えばJ1が3.9の場合は3が、-3.9の場合は-4となる。 剰余(K1,K2) 「左の値÷右の値」の余りを、関数値として返す。 論理積(論理式1,論理式2,…) 引数の論理式の全てが“真”の場合のみ、関数値として“真”を返す。 論理和(論理式1,論理式2,…) 引数の論理式が1つ以上“真”の場合、関数値として“真”を返す。 否定(論理式) 引数の論理式と反対の論理値を、関数値として返す。例えば、否定(5<1)だと、関数値は“真”を返す。 垂直照合(照合値,照合範囲,列位置) “照合範囲”の最左端列を上から順に調べ、“照合値”と同じ値を含むセルが初めて現れる行を探す。次に“照合範囲”の最左端列を1列目として、右に“列位置”列目のセル値を、関数値として返す。 条件付合計(範囲,検索条件,合計させる範囲) “範囲”の中から“検索条件”と同じ値を持つセルを探し、“合計させる範囲”のうち対応する行のセルの合計値を、関数値として返す。
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