中部エリアの電力系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 20:07 UTC 版)
「中部電力パワーグリッド」の記事における「中部エリアの電力系統」の解説
中部エリアの電力系統は、中部電力パワーグリッドの送配電網と、それに接続した他社の発電設備とから構成される。 中部エリアの標準周波数は、60 Hzである。ただし、長野県内には、標準周波数が50 Hzの地区が点在する。 中部エリアに発電設備を有する発電事業者は、2020年(令和2年)時点で、113者である(このほかに、電気事業法上の発電事業者に該当しない小規模な太陽光発電業者が多数、存在する)。中部エリアの主要な発電事業者としては、JERA(火力発電)、中部電力(水力発電、原子力発電)などがある。 2018年度(平成30年4月~平成31年3月)1年間の中部エリアの需要電力量は、135,957百万kWhであり、同じ1年間の日本全国の需要電力量(896,473百万kWh)の約15%を占めた。需要電力量は、東京エリア、関西エリアに次ぐ全国第3位であり、東京エリア(289,387百万kWh)の約47%の規模であった。 2018年度の最大需要電力は、8月6日(月曜日)午後3時に記録した2,622万kWであった。一方、最小需要電力は、5月4日(金曜日、みどりの日)午前2時に記録した880万kWであった。最大需要電力は、最小需要電力の約3倍であった。 2013年度~2017年度(平成25年4月~平成30年3月)の5年間の平均で、中部エリアの低圧電灯需要家1軒当たりの停電回数は、年0.18回であり、1軒当たりの停電時間は、1年につき18分間であった。日本全国では、同じ期間の平均で、低圧電灯需要家1軒当たりの停電回数は、年0.20回、1軒当たりの停電時間は、1年につき20分間であった。最も停電が少なかったのは、関西エリアであり(停電回数0.09回、停電時間7分間)、次に停電が少なかったのは、東京エリア(停電回数0.11回、停電時間8分間)であった。
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