中耳の機能とは? わかりやすく解説

中耳の機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/15 15:54 UTC 版)

中耳」の記事における「中耳の機能」の解説

中耳 鼓膜から内耳三半規管蝸牛前庭)へ空気振動(音など)を伝えはたらきをしている。 中耳腔ちゅうじくう鼓膜の奥の空洞になっている部分で、この中鼓膜接して耳小骨がある。鼓室(こしつ)とも呼ばれる。壁は粘膜覆われている。 耳小骨 つち骨きぬた骨あぶみ骨3つからなる小さい骨で、鼓膜伝わった空気振動内耳伝え働きがある。外部からの振動鼓膜あぶみ骨底の面積比で約17倍に、耳小骨のてこ運動によりさらに約1.3倍(合計で約22倍)変換される耳管または、エウスタキオ管、ユースタキー管 中耳腔から伸びる管で鼻腔咽頭つながっている。耳管中にはたくさんの線毛生えていて、咽頭方に向かって動いている。空気一緒に入ってくるほこりや微生物は、粘膜吸着されると、線毛動き乗って押し流され中耳の中は清潔に保たれるエウスタキオ管ともいう。 鼓膜張筋とアブミ骨筋 耳小骨付着してその動き調節する筋肉で、人体の中で最も小さな筋肉である。鼓膜張筋三叉神経アブミ骨筋顔面神経支配を受ける。 大きな音が鳴ると、反射的にこれらの筋肉緊張し大きすぎる振動エネルギー内耳伝わらないように制限する。これを耳小骨反射または中耳反射と呼ぶ。反応時間40~160msecであるため、突発的な強大音には対応しきれず急性音響外傷起こす場合もある。

※この「中耳の機能」の解説は、「中耳」の解説の一部です。
「中耳の機能」を含む「中耳」の記事については、「中耳」の概要を参照ください。

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