中国式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 17:58 UTC 版)
シェークハンドの柄を短く切り落とした形に近いラケットで、主に中国の選手が使用している。以前(1960年頃~)は表ソフトを貼った前陣速攻の代名詞のラケットであった。前述のようにペンホルダーながら裏面での打球も比較的容易となっているため、日本でもその理由から中国式を使用する場合もある。また、吉田海偉のように裏面には貼らず、片面のみで打つ選手もいる。 日本式との大きな違いは、ブレードの厚さと形状である。ブレードの厚さはシェークハンドと同様に薄く、ブレード先端が円形であるため、角型や角丸型のような強力なフォアハンドが打ちにくいという短所があるが、丸型と同様に切り替えや細かい技術がしやすく裏面打法も容易である。近年は特殊素材を用いるラケットが開発されており高威力のドライブが打ちやすくなった。 角丸型と同様に戦型や使われるラバーも多岐に渡る。使用されるラバーの組み合わせも選手個人や選手のレベルによって異なる。反転式ペンホルダー同様に、中国式を反転させて使用する選手もいる。世界的に活躍するレベルとなると、裏面には裏ソフトラバーが使用されている。 ラバーの貼り方は、他のラケットタイプと比べて独特である。グリップから少し離してラバーを貼る方法と、シェークハンドと同様に貼る方法に大別される。馬琳や韓陽のように表面、裏面で上記を組み合わせた方法で貼る選手もいる。
※この「中国式」の解説は、「ペンホルダー」の解説の一部です。
「中国式」を含む「ペンホルダー」の記事については、「ペンホルダー」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から中国式を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 中国式のページへのリンク