中国での使用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 10:03 UTC 版)
詳細は「漢奸」を参照 中国では漢民族、もしくは中国国家に対する「売国行為」を行った者を漢奸と呼ぶ。清朝時代には、漢族の利益を踏みにじって異民族王朝の清朝に奉仕した漢人を指すことが多い。例えば清朝のために太平天国の乱を討伐した曾国藩は、清朝体制派からは同治中興の名臣と称えられるが、漢族の革命派からは漢奸と非難されていた。民国時代には特に抗日戦争下で日本に協力した者のことをこう呼ぶ。南京の汪兆銘政権がその筆頭とされており、戦後多くの中国人が「漢奸」として処刑された。この対象には川島芳子(愛新覚羅顯㺭)のような中国出身者は含まれるが、李香蘭(山口淑子)のような日本民族出身者は含まれない。また周作人のように汪兆銘政権の文化機関で活動した人物も文化漢奸とされ、投獄された。
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