両親世代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 07:41 UTC 版)
大正時代に生まれた者は、大日本帝国期の家制度で兄弟の人数が多く、兄弟間に年齢差がある事情もあり、明治生まれや昭和生まれに兄弟がいることも多い。大日本帝国の家制度の下では、都会(東京府・大阪府・福岡県)のインテリ層(旧制大学や旧制中学に進学させる家庭)や、大正時代に誕生したサラリーマン層、貧しい工場労働者層でも兄弟は3人ほどで、農家では10人以上の兄弟がいる家庭もおり、日本全体の平均的な家族は息子3人と娘3人の合計6人を平均モデルとする兄弟数であった。 また家制度の下では皇室の昭和天皇と香淳皇后夫妻や明治生まれの100歳を超える長寿であった成田きん(きんさんぎんさんの姉)夫妻のように最初に女子ばかり誕生しても跡継ぎである男子が誕生するまで複数の子供を出産する家庭が多かった。 両親の世代は明治中期生まれであることが多く、日露戦争で指導者だった幕末生まれが祖父母世代で、日露戦争で兵隊であった世代が父親、息子は大東亜戦争の若い兵隊となったケースが多い。
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