両端揃えと行の折り返し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 19:34 UTC 版)
紙面を効率的に使ったり語間の取り方を調整せずに右側マージンを均一に見せたりするために、あるいは行末近くにあるけれども行に収まらない手書きの長い単語を消す必要がないようにするために、最も近くにある音節の境目で単語を分割して、その文字列がひとつの単語を分割したものだとわかるようにハイフンを挿入することがある。例を挙げると: We, therefore, the representatives of the United States of America... ハイフネーションなし We, therefore, the represen-tatives of the United States of America... ハイフネーションあり これを適切に行う、詳細な方法は複雑で言語ごとに異なる。例えば、The Elements of Typographic Style (Bringhurst, R., 1992) では、文末や文頭に残す文字数や、最終行がハイフネーションで次行に送られた文字だけにならないようにせよ、などと示している。また、他の正書法や組版の習慣とも互いに影響する。特に正式な文章以外の分野では、ハイフネーションアルゴリズムを辞書とともに使うことで満足できる結果が得られる。 辞書などにおいては、別な文法規則によりハイフネーションされた単語を分割する際に、元からハイフネーションされている単語であることを明示するために、ダブルハイフンを使うことがある。例えば、Webster's Third New International Dictionaryがその例である。
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