世界舞台への挑戦
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2009年、世界ランキング99位で出場した世界卓球選手権(個人)横浜大会では、2回戦で世界ランキング10位の帖雅娜(香港)にゲームカウント0-3、第4ゲームも3-9と劣勢の中から大逆転勝ちした。その後も3回戦で福岡春菜、4回戦でユ・モンユ(シンガポール)にも勝ちベスト8入りした。準々決勝では世界ランク1位の張怡寧(中国)と対戦し、1-4とゲームを取る善戦をした。なお、日本人女子選手が世界選手権でベスト8入りしたのは2003年パリ大会の福原愛以来である。同年(09年)の全国高校総体(インターハイ)では、シングルス全試合で1ゲームも落とすことなく優勝し、連覇を果たした。 2010年1月、全日本選手権ジュニア女子の部で優勝し、史上初の4連覇を達成。松平健太とのペアで優勝した混合ダブルスと合わせて、2冠を果たした。5月の世界選手権(団体)で4勝(2敗)を挙げ、日本女子の5大会連続銅メダルに貢献。メダルをかけた準々決勝の韓国戦は3番手として出場し、世界ランク16位の唐汭序をゲームカウント0-2から3ゲームを奪って大逆転した。7月のITTFプロツアー・モロッコオープンではでシングルス初優勝。8月の全国高等学校総体(インターハイ)では女子シングルスを制し、女子で史上初の3連覇を成し遂げた。同年12月の第8回世界ジュニア卓球選手権の女子団体では中国の8連覇を阻止し初優勝をした、シングルスダブルスでも準優勝し活躍。ジュニア大会ではあるが、世界タイトルイベントでの日本女子団体種目優勝は1971年世界卓球選手権(名古屋大会)女子団体優勝以来、39年ぶり。 2011年1月22日、17歳10か月にして全日本卓球選手権大会女子シングルスで初優勝。高校生での全日本女王は1988年の佐藤利香以来4人目。第51回世界卓球選手権個人戦終了後の5月16日付世界ランキングでロンドンオリンピックのシングルス出場が決定。2012年6月には世界ランキング5位に浮上した。
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