世界の伝統的な鹿踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 05:48 UTC 版)
メキシコのソノラ州やシナロア州、アメリカ合衆国のアリゾナ州に住むヤキ族(Yaqui)には、頭に鹿の面を付け、鳴り物を持って踊る鹿踊りDanza del Venado がある。作家の城山三郎は著書『望郷のとき 侍・イン・メキシコ』の中で、ヤキ族が自らを日本人の子孫と称し、東北の鹿踊りに似た踊りがあるらしいという噂について触れている(日本との関係は証明されてはいない)。アリゾナのヤキ族はメキシコから逃れた一派が定着したと言われるネイティブ・アメリカンの一部族で、メキシコの土着宗教にキリスト教が混淆した宗教的儀礼として鹿踊りとその歌が今に伝えられている。 タイやミャンマーなどに住むシャン族には、日本や中国の獅子舞のように、鹿をかたどった張り子状の物を二人でかぶって踊る鹿踊りがある。 インドにもmanattamと呼ばれる鹿踊りがある。 鹿頭は用いないものの、形態がよく似た「臼太鼓踊り」が熊本県球磨地方・宮崎県に伝承されている。
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