世界で最も美しい本『紙すき村黒谷』
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「黒谷和紙」の記事における「世界で最も美しい本『紙すき村黒谷』」の解説
1967年(昭和42年)、後継者不足への懸念から、組合では少ない古記録と口伝をまとめ、黒谷和紙の見本帳を兼ねた黒谷和紙の歴史書『黒谷の紙』を200部編纂発行した。この出版をきっかけに黒谷和紙の歴史的史料が相次いで発見されたため、1970年(昭和45年)には『紙すき村黒谷』(中村元・編)を刊行した。『紙すき村黒谷』は全日本出版物装填コンクールで入賞し、日本出版協会によってユネスコの交換図書に推薦され、1972年(昭和47年)にドイツで開催された「世界の図書展」に出品され、「世界で最も美しい本」グランプリを獲得するに至った。その結果、諸外国の図書館や大学からの注文が相次ぎ、刊行した250部のうちおよそ50冊が海外に渡ったとされている。
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