不発行となった記念切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:54 UTC 版)
平良市・下地町合併記念(マーウベーと曲玉、3セント) - 1961年10月30日発行予定同日に予定されていた合併を記念する発行であったが、予定日直前に下地町議会が合併合意を破棄したため、不発行となった。印刷数50万枚。 日米琉同記念植樹祭記念(日米国旗とクロマツ、3セント) - 1967年3月16日発行予定第17回植樹祭を記念して発行を予定したが、発行案内に原図を刷り込んで配布したところ、日章旗が星条旗より上に位置していることが民政府から問題視された。琉球郵政庁と民政府公益事業局との協議の結果、発行中止が3月2日に決定、7日に公表された。その際、理由として挙げられたのが「図柄の星条旗と日の丸が単色であるのは国際的に問題がある」との文言であった。印刷数200万枚。 政府立公園シリーズ・西表政府立公園(マリユドゥの滝、4セント) - 1971年8月30日発行予定政府立公園シリーズの一種として発行を予定していた。しかし、外国為替変動相場制導入に伴うドル安により、沖縄の金融資産の目減りが予測された。これを最小化すべく、琉球政府の提案で実施された流通ドル確認作業の証紙に転用された。 当初、紙幣に直接貼る計画であったことから5,000万枚印刷されたが、実施直前に確認証に貼り付ける方式に変更された。このため、不発行切手の中で唯一使用済が存在し、未使用の横流れ品も流通したため、市価も安価となっている。発行数29万5,096枚。
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