不発弾発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 13:45 UTC 版)
「栃木県立大田原高等学校」の記事における「不発弾発見」の解説
2008年7月、敷地内にある校舎北側の倉庫内から長さ約55cm直径約20cmの鉄塊が公仕によって発見された。形状から砲弾の可能性があると判断したため、10月6日、栃木県教育委員会に報告。栃木県警に届け出た後、不発弾であるということが判明したため自衛隊に撤去を要請。同日17時に部活動や補習を中断し全生徒を下校させた後、20時半、陸上自衛隊朝霞駐屯地の東部方面後方支援隊不発弾処理隊によって撤去された。 撤去された不発弾は旧日本軍の21センチ砲弾の未使用弾とみられており、4割程度の火薬が残っていたものの信管がなかったため、強い火気を近づけるなどしない限り爆発の危険性はなかった。同校は第二次世界大戦中に旧日本軍陸軍が駐屯地として利用していたという記録が残っているため、終戦後に何らかの理由で砲弾が残され、そのまま保管されたという可能性もある。しかし明確なことは依然として分かっていない。 1970年の新校舎改築時に、旧校舎解体のがらくたの山から見つかっており、しばらく校舎の軒下に放置されていた。信管部分は、鋼板のキャップが施され、明らかに展示用に改造されたもので、創立80年記念の紫塚祭には模型として展示されていた。その後も校舎の軒下に置かれる状態が続いた。
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