不動山の巨石で聞こえる紀ノ川
●よく聞ける時期 ●よく聞けるところ ●寄りみち |
和歌山県橋本市杉尾の不動山のいただきに、永禄年間に信仰を集めたという不動尊が、現在もなおまつられている。付近には子もち石の巨石がいくつも積み重なったり、散在したりしている。 この巨石のひとつに、直径20センチ奥行き25センチの丸い穴があいており、耳をあてると神秘的な音が聞こえる。昔から”この世の音・あの世の音”といわれ、霊験あらたかなものとして大勢の人がお参りしてきている。 かつて杉尾は山深く不便な地域であったため、容易に「紀ノ川」まで行けない村人たちが、この音を聞いて、明日の天候を占ったり、紀ノ川に思いを馳せたりしていたという。 |
電車・バス=南海サンライン(高野線)林間田園都市駅から南海りんかんバスで初芝橋本高校下車、徒歩30分。 |
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