下関市との交流関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:47 UTC 版)
下関市と北九州市は、関門海峡を挟んで対岸に位置しており、門司市(現門司区)を中心に五市合併以前から交流が盛んである。下関市は北九州市の5%都市圏であり、電車で数分の距離にあることから実質的には同一の生活圏を形成している。下関市と北九州市を合わせて関門(下関と門司から)といい、両市を中心都市とする都市圏「関門都市圏」が形成されている。 観光面では、水族館など片方の市にあるものは作らないという方針から、観光客の取り合いのないバランスの取れた関係になっている。小倉城前にて「焼きそばvs焼きうどんバトル」が実施された時には、江島潔・前下関市長が審判を務めた。毎年8月13日に開催される関門海峡花火大会は元々は下関市の恒例行事だったが、門司側の嘆願から第4回以降は下関市と合同で行なっている。門司港地区では下関市唐戸や巌流島への定期航路が出ており、両市の観光客の周遊ルートになっている。 下関市と北九州市の越境合併については、山口・福岡両県議会で過半数の議決を得る必要があるなど制度上のハードルが高いこともあり議論は進展していない。道州制の実施を見据え、下関市と北九州市の市域をもって県や州に属さない独立した自治体「関門特別市」を新設する構想が検討されたこともある。
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