上海帰りのリルとは? わかりやすく解説

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上海帰りのリル

作者颱吉

収載図書ある紙碑
出版社津軽書房
刊行年月1994.1


上海帰りのリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 20:27 UTC 版)

上海帰りのリル
津村謙シングル
リリース
録音 1951年6月[2]
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル キングレコード[1]
作詞・作曲 東條寿三郎(作詞)
渡久地政信(作曲)
林伊佐緒(編曲)[1]
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上海帰りのリル(シャンハイがえりのリル)は、1951年7月に発売された津村謙の楽曲。記録的な大ヒットとなり、翌年4月には同名映画が公開された。作詞東條寿三郎作曲渡久地政信編曲林伊佐緒演奏はキングオーケストラ。

解説

タイトル・歌詞の内容・イントロの一部は、1933年のアメリカ映画『フットライト・パレード』の主題歌(および同曲の日本語カバー)『上海リル』 (Shanghai Lil) から借用しており、出だしのメロディーにも模倣が見られる。

1954年時点で、累計売上は30万枚を超える大ヒットとなっている[2]。1968年時点での累計売上は52万枚[3]

1952年1月3日、第2回NHK紅白歌合戦において初出場の津村が歌唱した[4]

1994年に津村の出身地である富山県下新川郡入善町の中央公園水の小径に歌碑が建立された[5]。 2015年9月には毎日放送ちちんぷいぷいのコーナー「歌碑ものがたり」で紹介された。

2017年3月、入善町にあるあいの風とやま鉄道線入善駅到着メロディとして使用開始された[6]

アンサーソング

同曲自体が『上海リル』のアンサーソングではあるが、本家を凌ぐ大ヒットの余波で、同一の作詞家・作曲家・歌手により、『リルを探してくれないか』(1952年)、『心のリルよなぜ遠い』(1953年)が製作されヒットした。

1952年6月には三条美紀が『私がリルよ』(和田隆夫作詞、東為二作曲)で歌手デビューした。

他にも三条町子『私は銀座リル』、三鳩ひとみ『私がリルの妹よ』、久慈あさみ『霧の港のリル』がある。

1981年には中島文明が率いるダンガン・ブラザース・バンドがアルバム『HANGRY ANGRY』で『上海帰りのリルⅡ』を発表した[7]

主なカバー

映画

上海帰りのリル
ダンスホールのクリフサイド
監督 島耕二
脚本 椎名文 、 島耕二
原作 藤田澄子
製作 竹中美弘
音楽 大森盛太郎
主題歌 『上海帰りのリル』津村謙
撮影 三村明
制作会社 新東宝、総芸プロ
公開 1952年4月4日
上映時間 85分
製作国 日本
言語 日本語
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1952年4月4日公開。横浜元町のダンスホールクリフサイドが舞台。婦人倶楽部に連載された同名の小説が原作。姉妹編『風の噂のリル』が同年7月3日に公開された。

キャスト

映像ソフト

脚注

  1. ^ a b c 上海帰りのリル 国立国会図書館 歴史的音源
  2. ^ a b c 「私のヒット 津村謙『上海帰りのリル』」『読売新聞』1954年6月29日付夕刊、4頁。
  3. ^ 堀内敬三『音楽明治百年史』音楽之友社、1968年、345頁。NDLJP:2518791/189
  4. ^ NHK紅白歌合戦ヒストリー NHK
  5. ^ 津村謙』 - コトバンク
  6. ^ あいの風とやま鉄道株式会社 各駅での自動放送に用いるメロディ一覧 (PDF)
  7. ^ Dang Gang Bros. ディスコグラフィー

関連項目

外部リンク




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