上水道用水へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 06:08 UTC 版)
戦後、岩村田町・御代田村では生活用水の水質悪化を受け、衛生面からも上水道の布設が求められるようになった。ため池(仙禄湖)の建設や御影用水(千ヶ滝用水)の改修により灌漑用水に余裕が生じ、その水源が上水道用に利用されるようになった。 現在の笹沢水源(ささざわすいげん)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある水源地である。軽井沢町追分地籍、浅間山国有林59林班内にあり、佐久水道企業団が佐久森林管理センターから借用している。上水道北部区域、浅麓谷地沢水系に属する。地下水の湧出地盤に集水暗渠を敷設し、1か所に集めた湧水をポンプで御代田浄水場に送っている。雨水など地表の水が混ざらない構造としている。1日あたりの取水量は400立方メートルである。同企業団では笹沢水源に対し、クリプトスポリジウムや硬度の高さ(硬水)への対策を行うことを検討している。 軽井沢町と御代田町との境、笹沢(標高935メートル)には笹沢12号水源がある。1981年(昭和56年)頃、12番目に掘り当てられた深井戸で、1日あたりの取水量は990立方メートルである。佐久水道企業団は笹沢水源同様、上水道北部区域、浅麓谷地沢水系に属する水源として利用している。
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