三菱・ピスタチオとは? わかりやすく解説

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三菱・ピスタチオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 16:54 UTC 版)

三菱・ピスタチオ
GH-H44A型
概要
製造国 日本
販売期間 1999年12月22日-
2000年3月31日
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 3ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 4A31-1, GDI-ASG(1,094 cc)
最高出力 54 kW(74 ps)/6,000 rpm
最大トルク 100 N·m(10.2 kg·m)/4,000 rpm
変速機 F5M12(2WD-5M/T)
コイルスプリング
コイルスプリング
車両寸法
ホイールベース 2,340 mm
全長 3,440 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,510 mm
車両重量 700 kg
その他
ベース車種 三菱・ミニカ(GF-H42A)
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ピスタチオPistachio)は、三菱自動車工業が製造・販売していたハッチバック乗用小型自動車である。

概要

1999年(平成11年)12月、積極的に環境保全に取り組んでいる自治体および公益企業などの法人のみを対象に、50台が限定販売された[1]。当時市場で好評を博していた軽自動車ミニカをベースに、環境に対する取り組みを積極的にアピールするため、当時最先端の低燃費技術を導入し、GDIの将来性及び可能性を具体化した超低燃費車として開発された。

ミニカの3ドアハッチバック(GF-H42A)をベースに、排気量1,094 cc4A31型 直列4気筒DOHC16バルブGDIエンジンを搭載し、アイドリングストップシステム(ASG)を備える。トランスミッションは5速MTのみ設定された。10・15モード燃費は30.0 km/L

主な装備はエアコン電動パワーステアリングパワーウィンドウなど必要最低限[2]であるが、SRSエアバッグを搭載している。タイヤとホイールに関しては軽量化やバネ下重量軽減のため、サイズが135/80R13(70S)のラジアルタイヤ(H40型系ミニカにも採用グレードあり)、およびENKEI[3]13インチアルミホイールを採用している。また細かいところでは当時のミニカと異なりマルチリフレクターヘッドランプが標準で装備され(のちにミニカにも順次採用)、リアコンビネーションレンズのターンランプ部分がアンバーからホワイトに変更されている。

50台という生産台数は、2025年令和7年)現在でも三菱車としては歴代最少であるが、実際は概ね40台程度しか生産・販売(出荷)されなかったという。

歴史

  • 1999年(平成11年)
    • 12月6日 - 製造開始。
    • 12月22日 - 発表、および販売開始。
  • 2000年(平成12年)
    • 2月25日 - 製造・出荷完了。
    • 3月31日 - 販売終了。

車名の由来

ナッツ類のピスタチオから。車体色もピスタチオをイメージしたツートンカラー(シトロンイエローとロアールグリーン)のみである。

脚注

  1. ^ 実験的に販売された超激レア車とは 開発費は回収できた!? とにかく気合だけはスゴかった車3選 ●三菱「ピスタチオ」”. くるまのニュース. メディア・ヴァーグ (2020年10月14日). 2025年2月16日閲覧。
  2. ^ メーカーオプションとして、センタードアロック・キーレスエントリー、サイドエアダムの2トーン化、ドアミラーの電動リモコン化の3点については選択可能であった。
  3. ^ ホイール裏面センターハブ付近にENKEIのロゴが入っている。

関連項目





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