三菱ふそうとの相互OEM供給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:20 UTC 版)
「日産ディーゼル・スペースランナーA」の記事における「三菱ふそうとの相互OEM供給」の解説
前述のとおり、新長期規制に合わせて2007年から日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスは、バス事業における相互提携を行なっていた。そのため、2007年以降に販売された大型路線バスに関しては以下のとおりだった。 当初 ディーゼル大型路線バスに関しては、エンジンは尿素SCR還元システムを使用した、UD製のエンジンが全車両に採用される。 ノンステップバスは、当初は西日本車体工業ボディーのUD車に統一となり、UDから三菱ふそうへOEM供給された完成車がエアロスター-Sとして発売された。そのためハイブリッドバスを除いて三菱ふそうバス製造のノンステップバスは一時モデル廃止されていたが、2009年4月16日から三菱ふそうバス製造製のノンステップバスがワンステップバス改造扱いでラインナップに復活し、エアロスター-Sとの併売となった。 ワンステップバスは、双方が生産。その上で三菱ふそう車がUDへとOEM供給されスペースランナーAとして販売している。 これまで三菱ふそう・エアロスターにはなかった、自家用のT尺・ノンステップのP尺がエアロスター-Sとして認可されており、このモデルがUDから三菱ふそうへと供給可能である。 2010年前期頃 エアロスターが新長期規制にあわせてマイナーチェンジし、LKG-MP系となったことに伴い、以下のように変化した。 ノンステップバス・ワンステップバス・自家用ツーステップバスともすべて双方で生産。その上でエアロスターが全モデルともスペースランナーAとして、スペースランナーRAがノンステップモデルのみエアロスター-Sとして併売。 エンジンは、製造する側のエンジンを搭載(エアロスター・スペースランナーAはふそうエンジン、スペースランナーRA・エアロスター-SはUDエンジン)。ただしいずれもUDトラックスの技術供与を受けた尿素SCRを採用。 2010年後期頃 西日本車体工業での車体生産の終了・解散に伴い、全ての車種が三菱ふそうでの生産となり、そのうえでエアロスターが全モデルともスペースランナーAとして販売される。UDトラックスから三菱ふそうへの供給は、バス車体の製造が終了したため行なわない。 エンジンは三菱ふそうのエンジンを搭載。尿素SCRの採用は変わらず。
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