七夕池古墳
名称: | 七夕池古墳 |
ふりがな: | たなばたいけこふん |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 福岡県 |
市区町村: | 糟谷郡志免町 |
管理団体: | 志免町(昭50・7・29) |
指定年月日: | 1975.06.26(昭和50.06.26) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 平成13.03.26 |
解説文: | S50-5-123七夕池古墳.txt: 光正寺古墳の北方、狭い谷をへだてて300メートルほどの所にある円墳である。墳丘は径29メートル、高さ約3メートルで、周囲に幅3.5メートルの濠をめぐらす。3段築成で葺石もよく残っている。主体部は川原石小石積の竪穴式石室で、長さは1.8メートルほどしかない。石室内には木棺を納めた痕跡があり、木棺の短辺の側抜は地中にさしこまれた特色あるものである。この内には、4、50代の女性が葬られており、遺体の周囲には小型の〓(*1)製鏡や[[琴柱]ことじ]形石製品等の副葬品が発見されている。この古墳は、光正寺古墳とともに、宇美川流域における主要な古墳群を形成しているものである。 |
七夕池古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 15:29 UTC 版)
七夕池古墳 | |
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所在地 | 福岡県糟屋郡志免町田富3 |
位置 | 北緯33度34分47秒 東経130度29分58秒 / 北緯33.57972度 東経130.49944度座標: 北緯33度34分47秒 東経130度29分58秒 / 北緯33.57972度 東経130.49944度 |
形状 | 円墳 |
規模 | 直径29m、高さ3.7m |
築造時期 | 古墳時代前期(4世紀) |
地図 |
七夕池古墳(たなばたいけこふん)は、福岡県糟屋郡志免町田富3丁目にある古墳時代前期(4世紀)の円墳。
概要
福岡平野東端部、現在の志免町の南東端の丘陵上に位置する。多々良川支流の宇美川の流域にあたり、川の右岸から約800 m 離れた場所にある。七夕谷池というため池に接している。当古墳の約300 m 南東の宇美町光正寺には3世紀の前方後円墳である光正寺古墳がある。
3段に築造された直径29 m 、高さ3.7 m の円墳で、墳墓の周囲には幅3.5 m の溝で囲まれ、被葬者は40-50歳代の壮年女性と推定されている。主体部は川原石小石積の竪穴式石室で、長さは約1.8 m 。
1973年(昭和48年)、住宅地造成中に発見されたのを機に発掘調査が実施され、琴柱形石製品、刀、鏡、約3,300点の玉などが出土した。
1975年(昭和50年)6月26日に墳丘部の2,361 ㎡ が光正寺古墳とともに史跡に指定され、1977年(昭和52年)3月31日に公園として整備された。その後、古墳東側の民有地を1999年(平成11年)に発掘調査した際に周溝が確認されたため、この部分を含む220.56 ㎡ が2001年(平成13年)3月26日に追加指定を受けた。
交通
- 西鉄バス田富バス停下車、徒歩約10分。
参考文献
- 『国指定史跡 七夕池古墳 福岡県糟屋郡志免町田富七夕谷所在遺跡の調査』志免町文化財調査報告書 第12集、志免町教育委員会、2001年
外部リンク
固有名詞の分類
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