一か八かの秋華賞直前調教とその代償
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:10 UTC 版)
「スイープトウショウ」の記事における「一か八かの秋華賞直前調教とその代償」の解説
クラシックに臨むにあたり、鶴留は「調教ではいつも苦労させられていますよ。坂路を上がる時もスタート地点に行くまで何度も立ち止まって、なかなか動こうとしないんです。時間がかかるし、1日に2本坂路を上がるのは難しい。でも、走り出せばさすがにいい動きをする」と述べていた。実際、負荷をかけるとすぐに不機嫌になってしまうため、調教をいくらか加減させている。例えば坂路2本を1本で終えていた。十分に調教されないままのクラシック参戦。大タイトル獲得に至らなかったものの、生まれ持った能力だけで上位に食い込んでいた。鶴留は「調教をあまり積めない馬がこれだけ走っている。順調にやれたらどれだけ強くなるのか」と嘆いていた。 その後、夏を越えて秋、勝負の時期と考えた陣営は、秋華賞直前にして初めて、負荷をかける調教を敢行する。そして臨んだ秋華賞は、ゲートこそうまくこなせなかったが、勝利を挙げ、最後の一冠獲得に成功していた。ただその調教は、長く続かなかった。直後のエリザベス女王杯直前は、ゲート試験も重なって機嫌が悪くなり、坂路の前で30分もしくは40分立ち往生してしまっている。
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