ワ19780形とは? わかりやすく解説

ワ19780形(ワム19780形)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:57 UTC 版)

国鉄ワム1形貨車」の記事における「ワ19780形(ワム19780形)」の解説

ワ19780形は、1914年大正3年)に100両(ワ19780 - ワ19879)が製造された、14トン積み有蓋車である。軍馬輸送適した車体高さを持った貨車(6頭積載可能)として馬を繋いでおく馬環も設けられ記号「ム(務馬=ムマのム)」を付すことになり、翌1915年大正4年)にワム19870形に改称された。この記号「ム」は、1928年の車両称号規程改正時に14 - 16トン積み貨車を表す記号として流用され、重量記号ム・ラ・サ・キ」の元となったまた、積載荷重後年、次級ワム32000形と同じ15トン積み変更されている。 車体は、鋼製車体外部立て側板として木板を横羽目したもので、側面には、幅1,370mmの荷役用片引き扉が設けられている。引き戸木製であったが、後に木製から鋼製交換されたものもある。側板には、後年補強として鋼板筋交い設けられたものが多かった。床と屋根木製である。妻面上部には、1個の通風器設置されている。 台枠は、前級から引き続いて鋼製である。軸ばね支持装置は、(一段リンク式であったが、ばねの折損事故相次いだため、後年シュー式にグレードダウンされたものがある。次級ワム32000形(後のワム3500形)の車軸長軸であるのに対し、本形式10トン短軸であることが大きな違いとなっている。最高速度は65km/hである。 諸元については、全長7,830mm、全幅2,565mm、全高3,734mm、容積36.3m3、軸距は3,962mm、自重6.4 - 8.8tである。

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